MAGINORE — CHIPS, ANYWHERE

チップを、
どこでも。

世界中どこにいても、自分の手でチップを設計して、地元から作れる。そんな時代を、面白がりながら手繰り寄せていく集まりです。会社というより、「本当にできるのか、やってみよう」という実験の場だと思ってください。

貼れるチップ 角丸ばんそうこう型のピンクの基板に青い配線とグリッドのSoCダイ。背後に薄緑の基板をもう一枚重ねた、貼れるチップのアイコン。
なぜやるのか

チップは、社会全体の“主食”だと思う。

半導体は「産業のコメ」と言われてきました。でも、いまはもう産業だけじゃない。スマホも、車も、電気も、農業も、ぜんぶチップの上で動いている。だとしたら、チップは社会全体のコメ=主食です。

主食で大事なのは、地産地消です。コメは、品種は土地ごとに違えど、その土地で作って、その土地で食べる。農業がどの国にとっても安全保障の問題であるように、チップも本当は、それぞれの国・それぞれの現場で、必要なものを作れたほうがいい。そうすれば、現場のニーズに合わせて、いろんなことができるはずです。

「そんなの無理だよ」と、ずっと言われてきました。でも私は、3Dプリンタが広がっていくのを見て、思ったんです。その少し前はプリンタ、もっと前はシルクスクリーン印刷やガリ版。教育の現場で教材を刷り、家で必要なものをプリントする——その流れは、無限の可能性を秘めている。現場で必要なものが、現場で作れる世界。それって、魔法みたいにすごいことじゃないか、と。

同じことが、チップの世界でも起こりえる。tech-scout.org 🔗で解説してきた話が本当なら、どこの国の学生さんでも、現場で設計して、その地域から世界の PCB製作やシャトルサービスに発注できる。そして、マスクレスの装置はもっと進化するだろうし、3Dプリンタで基板を作れないかという研究も、もう始まっています。

だから Maginore は、チップの“コメ作り”の伝道師になりたい。この地球のどこにいても、自分たちのチップを作れるように。その願いを込めて、立ち上げます。

もう、ここまで来た

「できる」と言うために、まず作ってみた。

口で言うだけなら簡単。だから先に、個人が現場でチップに挑むための道のりを、まるごとコースにして公開しました。世界を眺める読み物から、実際に基板を設計して発注するところ、シリコンの中身をつくるところまで。全部、tech-scout.org で読めます。

これから、やりたいこと

願望も、正直に書いておく。

まだ何も約束できません。でも、こうなったらいいな、を隠さず並べておきます。一緒に面白がってくれる人が増えるほど、絵空事は現実に近づくはず。

01

世界中で、チップの講座を

どこの国の学生さんにもエンジニアにも。tech-scout でやってきた講座を、もっと広げて、もっといろんな言葉で。

02

各大陸に、20ヶ所くらいの拠点

まずは地球上に20ヶ所ほど。各大陸に、デザインセンターや、独自のPCB・シャトルサービスができたらいいな。

03

ノウハウを、研究して分け合う

現場でチップを作るコツを、みんなで研究して、みんなで共有する。ひとりで抱えても、面白くないから。

04

いつか、マスクレスの装置を

これは大きな夢。ハンコ(マスク)を彫らずに描く装置を、自分たちでも開発してみたい。関連するアプリも。

仲間を、さがしています

まだ、仲間集めの手前。

Maginore は、仕事を受ける会社ではありません(少なくとも、まだ)。いまは、この指とまれの段階です。「チップを地産地消に」なんて話を、一緒に面白がってくれる人。手を動かしたい学生さん、エンジニア、先生、そして「なんだか面白そう」と思っただけの人も。世界の約200の国々に、きっと仲間がいる。この惑星・地球が舞台です。

まずは、tech-scout.org の講座をのぞいてみてください。そこに、私たちがやろうとしていることの、ほぼ全部があります。

Maginore とは

名前に、込めたもの。

Magi は、魔法。現場でチップが生まれるなんて、ちょっと前まで魔法みたいな話でした。その魔法を、本気で手繰り寄せる。

nore は、いくつもの意味を重ねています。翳りある知性のノアール。ノウハウと仲間を乗せて、まだ届いていない場所へ運ぶノアの箱舟。そして、各地で芽吹く核(core)

Maginore は、利益を追う会社というより、社会啓蒙やソーシャルビジネス、インクルーシブ・ビジネスに近い集まりを目指しています。誰かひとりの手柄にする話ではありません。世界のあちこちで、それぞれの現場の人が主役になる——そのための、小さな種まきです。